マザーズ市場の現状と東証によるIPOサポート 東京証券取引所(以下、「東証」という。)は、平成11年11月11日、資金を必要とする新興企業にその調達の場を広くご提供し、また、投資者の皆様が成長性の高い企業への投資をすることができるよう、既存市場とは明確に異なるコンセプトの新市場として、マザーズを創設いたしました その後、社会情勢の変化とともにマザーズを取り巻く環境にも大きな変化が見られました。これを受けて東証は、平成21年11月にマザーズのコンセプトを「市場第一部へのステップアップのための成長企業向けの市場」として再確立いたしました。また、平成23年3月には、マザーズの信頼性向上及び活性化に向けた取組みを行っております。
東証では、昨今のIPO市場の状況を鑑み、中期経営計画において、「IPOの拡大」「営業体制の強化」を掲げております。 具体的な施策として、いままで上場推進室としてあった新規上場のサポート機能を、2011年4月に「営業本部上場推進部」を設置することで拡充・強化いたしました。これにより、上場を検討されている各社様それぞれに対して、個別のご説明・ご相談をさせていただくとともに、皆様のご理解を得られるよう様々な形でのプロモーション活動をしております。 上場審査基準 マザーズでは、高い成長可能性を有する企業を上場対象としています。上場審査においては、長期的な視点で高い成長可能性を評価するため、利益の額などの財務数値に関する基準は設けておりません。
高い成長可能性 申請会社が高い成長可能性を有しているか否かについては、主幹事を務める証券会社が判断することになります。 一般的に企業の成長(成長するまでの期間や伸び率等も含め)は、企業の規模や属する業界、事業特性等によって様々であると考えられることから、高い成長可能性の判断の目安となるような数値基準は設けておりません。そのため、申請期前後における「右肩上がりの業績」や「申請期における黒字化」を求めてはおりません。 マザーズの信頼性向上及び活性化に向けた取組み 2011年3月には、マザーズの信頼性向上を図るとともに、成長企業への資金調達機会の提供という新興市場本来の機能を果たす観点から、以下のようなマザーズの信頼性向上及び活性化に向けた取り組みを行っております。 概要
今後も東証では、マザーズへの上場を希望される会社やマザーズ上場会社のサポートを積極的に行うとともに、マザーズに対する投資者の皆様の信頼性向上に努め、市場の活性化を図ってまいります。 ※詳細については「東証ホームページ マザーズ」をご覧ください。
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