1)韓国取引所とコスダック市場 韓国取引所は代表市場である有価証券市場(main market)、成長型の企業中心のコスダック市場、金融および商品の先物・オプションを提供する派生商品市場など3つの市場本部と経営支援本部、市場監視本部で構成されています。その中で、中小・ベンチャー企業の育成を目的に1998年に開設されたコスダック市場は、効率的な資金調達、低い上場手数料、豊な流動性、公募価格のメリット、ITを中心にした多様な業種等多くの長所を持っています。 最近の国際金融危機などIPO市場の環境が厳しい中でも、2009年には53社がコスダック市場に新規上場し、531兆ウォンの年間売買代金を記録するなど、世界的な成長型新市場としてのプレゼンスを保っています。 韓国取引所は各国を対象に活発な上場誘致活動を繰り広げていますが、特に日本は韓国と地理的、経済的に密接な関係にあり、もっとも重要な地域であると考えています。2010年6月現在、韓国取引所に上場中の外国企業は14社で、そのうちコスダックが11社です。 日本企業はまだ1社ですが、2番目の会社がこのほど上場審査において承認されました。韓国市場に上場するために主幹事証券会社契約を締結している会社は現在9社(コスダック)で、持続的に増加しています。 2)上場要件 韓国取引所に上場するためには、企業は大きく分けて「形式要件」と「実質要件」の二つを充足しなければなりません。企業規模と財務内容などで構成された形式要件は事前に上場審査を請求できる資格を検証する基準であり、企業の継続性や経営透明性などで構成された実質要件は上場審査請求資格をそろえた企業に対して上場適格性の有無を検証する基準です。
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