証券取引所公式解説

AIMの概要
〜ロンドン証券取引所上場という選択〜

 第3回 「AIM市場のセクター構成等」
AIM
ロンドン証券取引所   阿部 直光

 今回の説明を始めさせていただく前に、10月30日に発表されましたロンドン証券取引所と東京証券取引所との間の合意について簡単に触れさせていただきます。

 ロンドン証券取引所と東京証券取引所は新興企業向けの新たな市場を創設することで合意、合弁会社を日本に設立し新市場の運営を2008年度中に開始することを発表いたしました。市場創設に向けて、これから細部を詰めていくわけですが、市場そのものの構造、規制の枠組み、トレーディングシステムの構築等、解決していく問題はまだ山積しており、関係各位の方々の協力が一層、不可欠でございます。

 合意発表を受けまして、各方面より様々なご意見を頂戴し、改めて新市場に対する関心、期待の高さを実感しております。

 新市場が当面、対象といたします企業、発行体は日本における成長著しい新興中小企業の方です。1995年AIM創設以降、その発展の段階で弊社が得ました教訓として、まず国内市場で企業、投資家の信頼を得ることが市場の成功にとって最も大切な要件であるということです。その結果、AIM創設9年目の2004年度から英国国内の企業のみならず、数多くの海外企業がAIMをそのIPO、資金調達の場として選択していただくようになり、その数は年々増加する傾向にございます。

 今回の新市場創設に向けても、東京証券取引所との連携を通じて、この教訓を最大限に生かし成功に導くよう努力していく所存ですので、今後ともご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

 さて、今回はAIM市場のセクター構成等について解説させていただきたいと思います。このグラフは・・・



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