証券取引所公式解説

AIMの概要
〜ロンドン証券取引所上場という選択〜

 第2回 「AIMの流動性」
AIM
ロンドン証券取引所   阿部 直光

 前回の終わりにはIPO時の平均資金調達額、平均時価総額が増加傾向にあること、その背景について簡略に解説させて終わらせていただきました。今回は、AIM市場における流動性の説明から始めさせていただきます。

 添付いたしました表はAIM市場における年度別年間取引高、1日当たり平均取引高、時価総額合計です。この表からもお分かりのように、取引高は過去4年間で急速に増加する傾向にあります。前回ご説明した通り、AIM市場の企業数がここ数年、急速に増加していますので、それに伴い取引高が増加するのは当然の結果といますが、取引高が増加している背景には、AIM市場における機関化現象の拡大が挙げられると思います。AIM市場の企業をバリュー別に見た場合、機関投資家の保有比率は2004年度35.2%、2005年度40.9%、2006年度56.7%と、その保有比率は上昇する傾向にあります。

 機関投資家の保有比率が上昇している背景には、幾つかの理由が挙げられますが、大きく2つの理由があると思います。第1に、・・・



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