厚生労働省は11月17日の社会保障審議会の医療部会(部会長=齋藤英彦・国立病院機構名古屋医療センター名誉院長)で、2012年度診療報酬改定の基本方針の案を示した。同部会や医療保険部会でのこれまでの議論を踏まえたもので、改定の重点課題として、病院勤務医などの負担軽減や、医療・介護の役割の明確化、地域における在宅医療の充実などが盛り込まれた。同省は、11月24日の医療保険部会に同案を示した後、最終的な取りまとめに入る見通しだ。 厚労省案では、 ▽病院勤務医など負担の大きな医療従事者の負担軽減
具体的には、救急外来や外来診療の機能分化の推進や、病棟薬剤師や歯科を含めたチーム医療の促進といった負担軽減策に加え、介護報酬との同時改定を踏まえ、看取りに至るまでの医療の充実や訪問看護、在宅歯科・薬剤管理の充実など、医療・介護の連携に対する適切な評価を検討すべきとした。 厚労省案ではまた、 ▽充実が求められる分野を適切に評価する
▽効率化の余地があると思われる領域を適正化する との4つの視点が示された。 この中では、生活の質に配慮した歯科医療の推進や診療報酬体系の簡素化、医療の提供が困難な地域に配慮した医療提供体制の評価、後発医薬品の使用促進などが検討項目として挙がった。 この日の部会で横倉義武委員(日本医師会副会長)は、「診療報酬は非常に複雑化し、通知が非常に多いので、そこの簡素・平易化もぜひお願いしたい」としたほか、医療従事者の負担軽減策に関しては、各職種の需給バランスに配慮するよう求めた。 |
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