経営実務アドバイス

リース等の活用 No.12

実質年率とアドオン利率の違いについて

 融資やリースを契約するときにお客さまが気になることの一つに「金利」があります。金利の計算方法には、「実質年率方式」と「アドオン方式」の2つがあります。今回はこれらの違いを簡単にご説明します。


1.実質年率方式とは?

 実質年率は、銀行借入や住宅ローン等で利用されており、馴染みのあるものです。実質年率とは借入利息(その他手数料等を含む)を年率に換算したもので、利息の計算方法は、次のとおりです。

 「利息=借入残高×「実質年率」÷365×借入日数」

 しかし、毎月の返済額を計算しようとすると、月々の返済による借入残高の減少を加味するため、非常に複雑な計算になります。一般に使われている公式による計算例は次の通りです。

【計算例】

借入元金:100万円、借入期間:5年間、借入実質年率:3.0%(実質月利率0.25%
返済方式:元利均等方式(毎回の利息額と元金返済額の合計額が均等になる返済方式)

 電卓では計算が困難ですので、コンピュータや金融電卓等を使用します。


2.アドオン方式とは?

 アドオン方式とは、月賦販売の利息計算方式としてアメリカで普及したものです。元利均等返済方式のように毎月の返済額が均等となることを前提としています。計算方式は、支払回数ごとにアドオン利率を定め、借入元金にその利率をかけるだけで簡単に計算できます。利息の計算方法は次の通りです。

 「利息=借入元金×アドオン利率(%)」

 電卓でも簡単に毎月の返済額を計算できます。計算例は次の通りです。

【計算例】

借入元金:100万円、借入期間:5年間、アドオン利率:7.81%

 このように、非常に簡単で便利な計算方式です。


 リース料率もアドオン方式の一種です。例えば、リース料率が5年間、1.85%とすると、支払総額は1.85%×60=111%となり、アドオン利率では11%ということになります。


3.最後に

 前述で説明した実質年率方式とアドオン方式の計算例では、毎月の返済額はほぼ同額ですが、実質年率は3.0%、アドオン利率は7.81%と大きく異なります。両者を比較するには、同じ利息計算方式で計算する必要があります。また、アドオン利率同士も利率比較が難しく、例えば3回で3%と10回で9%なら、どちらが割安なのかなかなか判断がつきにくいという問題があります。その点、実質年率ならば簡単に比較できるというメリットがあります。


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