コンサルティング情報 〜戦略コンサルティングレポート | |
こんにちは、船井総合研究所の中野靖識です。 ゴールデンウイークが一段落し、小売業も業績を上げる動きが一段落し、次月以降に備える体制に入りつつありますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 日用品が主体の店舗では、日々変わらず変化対応をさせておられるご様子ですが、専門店では翌月以降に備えて準備をするタイミングになっております。 労働基準法の対応が強化される昨今では、集中販売時期の後はシフト休みの関係で、専門店では売場が乱れがちですね。 このようなタイミングに、きちんと売場鮮度を保っている店舗では、店長のマネジメントが優れているケースが多く見られます。 小型店の場合は、店長が全てやってしまうことも多いのですが、ある程度の人数がいる店舗では、店長のマネジメント力が重要になります。 指示すべき部下の人数が多くなるにつれて、マネジメント力の重要性が拡大する点においては、全てのビジネスに共通するテーマと言えるでしょう。 会社全体の方針を徹底していく上で、周囲を巻き込みながら目標に向かっていくリーダーシップの重要性がさらに高まっています。 店長として影響力を発揮していくためには、接した部下や周囲の人たちが、世代や地位・立場を超えて、その店長に魅力を感じ、「自分もやるぞ」と自ら決意させるような人物に自分自身がなるという決意と努力を心がけなければなりません。 一般にリーダーシップというと、「統率力」「指導力」という意味で使われていますが、実際にはもっと広い範囲の機能を表します。 つまり、リーダーシップとは「集団の中で一人ひとりの自主性と能力を活かし、周囲の協力を得ながら組織の目標達成を図っていく」機能なのです。 「人や集団に対する影響力」と考えましょう。 リーダーシップは生まれつき持っている能力ではなく、学習によって身につけられるものです。 素質ではなく、努力によって修得できうるスキルですから、なによりそのスキルを身に付けようとすることが重要と言えます。 店長や責任者、マネージャーに任命されたとき、「自分に務まるだろうか」と必要以上に悩む人がいますが、心配するより、良きリーダーたらんとする努力をするようにしましょう。 現場のお手伝いをさせていただいていると、責任者としての自覚を持ち、メンバーに配慮・指導・支援を心がけ、組織全体のプラスになるよう振舞う行動をし、そのような行動を積み重ねていくことを通じて、リーダーシップを身に付けていく方をたくさんお見かけします。 立場を通じて成長することができるものと考えましょう。 リーダーシップを発揮する前提条件として以下3点を意識しておきましょう。 1、自分の仕事に強い情熱を持っていること 2、情熱的である一方で、クールな目で仕事の流れや人間を観察すること 3、課せられた使命について責任感・目標達成意識を持ち続けること 世の中にはリーダーシップに関する書籍がたくさん出版されています。 あるべき論から実務書まで、様々なアプローチが説明されていますが、基本となる部分に大きな違いはありません。 特殊なやり方よりも、当たり前のことをきちんと持続できることが必要です。 ・よいと感じたことはすぐにやる ・必ず継続し、できるようになるまでやる ・悪いと感じたことはすぐやめる 「継続は力なり」と言われますが、まさにその通りです。 今一度、原点を見直していくようにしてください。 |