情報化に注力し、電子申告1,000件を達成
[メニューへ] [1] [2] [3] 
   
■電子申告のメリット

――電子申告を推進することで、スタッフの業務に変化はありましたか。

山内:
 最近では、「手作業で出すほうが面倒だ」と言うまでになっています。電子申告の方が楽だということです。
 電子申告に取り組むにあたっては、トラブルが発生しても対処できるようにするため、決算を早く上げるように指示を出しました。結果的に決算が早くなりましたので、それだけでもメリットになっています。
 それから、eLTAX(地方税の手続きをインターネット経由で行うシステム)の導入により、地方税関係の手続きに持参・郵送が不要となり、時間的コストが削減できました。また、郵便書留の費用が半減するといった効果もありました。


――電子申告の認知度は、今後、高まっていくとお考えでしょうか。

山内:
 先日、TBSのテレビ番組「みのもんたの朝ズバッ!」で、5000円控除の話(平成19年度税制改正で、個人が所得税の申告を電子申告した場合、5000円の税額控除を受けることができる制度が導入される)が紹介されていました。年が明ければ、いろいろなところで「5000円控除」の話が出てくるでしょうし、各法人に対してのアプローチも増えると思います。
 蓮池事務所のある茨木市では、商工会議所からの案内に5000円控除のお知らせを入れています。それを見た事業所が開始届けを出し、会計事務所に依頼するといった場面も増えてくるでしょう。


――電子申告に対する今後の取り組みについてお伺いします。

山内:
 当事務所の電子申告への取り組みは、既に一段落していると言えます。ただ、税理士会の立場で言わせていただくと、まだ一段落しているわけではありません。
 茨木市を管轄する茨木税務署は、法人と個人では個人を多く扱っています。そのような地域で電子申告のパーセンテージを上げるためには、所得税の電子申告率を上げなければなりません。所得税で一番多いのは還付です。それに対してどのようなアプローチをすれば良いのかについては、かなり危惧しています。茨木税務署の電子申告率は、大阪国税局管轄の83税務署で上位の実績がありますが、さらなる取り組みが必要です。



蓮池 學(はすいけ さとる)
税理士法人蓮池事務所代表社員、税理士・公認会計士。
大正15年生まれ。昭和20年、旧制日本経済専門学校卒。昭和28年、久保田公認会計士事務所入所。昭和31年、税理士開業。昭和40年、公認会計士開業。昭和53年、社会保険労務士開業。大阪合同税理士会常務理事、日本税理士会連合会理事、茨木商工会議所会頭などを歴任。
■電子申告と社会貢献

―― 最後になりますが、蓮池學先生に、税理士業務や電子申告への取り組みについてお伺いします。

蓮池:
 私は昭和28年に久保田公認会計士事務所に入所し、業務に励むかたわら、税理士の資格を取得しました。その後、昭和31年に会計事務所を開業しています。資格を取得してから52年ほど、税理士の職務に励んできたことになります。
 開業してからは、事務所の職員に、「プロになれ」「資格を取れ」と声をかけ続けてきました。事務所開業から50年の間に、12〜13人の有資格者が出ました。それだけの数の会計人を育てられたのが嬉しいですね。私が大阪合同税理士会茨木部会長を務めていた昭和40年代の半ば、税理士は吹田市を含めても79名しかいませんでした。しかし、現在では460名くらいの税理士がいます。
 今回の主題は情報機器の活用ですが、私たちの事務所では、決算書の品質を高めるためにコンピュータなどの情報機器に積極的に投資してきました。また、電子申告に力を入れているのは、国が重点施策として取り組んでいるのであれば、それに応じるのは税理士の職務であると考えたからです。
 私は今年で81歳になりますが、80歳を過ぎた頃から、我が事務所の存在価値は何たるか、得意先に十分な責任を果たしたか、社会に対し貢献したものがあったかどうか、考えるようになりました。情報化や電子申告に力を入れてきたことが、何らかの形で社会貢献につながれば嬉しいですね。

―― 貴重なお話をありがとうございました。税理士法人蓮池事務所のさらなる飛躍を期待しています。
 
 
 
事務所システムの統一化で、電子社会にいち早く対応
財務会計ソフト「財務応援Super」
財務会計ソフト
財務応援Super
法人税申告ソフト「法人税顧問」
法人税申告ソフト
法人税顧問
内訳書・概況書作成ソフト「内訳書・概況書顧問」
内訳書・概況書
作成ソフト
内訳書・概況書顧問
所得税申告ソフト「所得税顧問」
所得税申告ソフト
所得税顧問
給与・社保計算ソフト「給与応援Super」
給与・社保
計算ソフト
給与応援Super
法定調書作成ソフト「法定調書顧問」
法定調書
作成ソフト
法定調書顧問
固定資産管理ソフト「減価償却応援」
固定資産
管理ソフト
減価償却応援


[メニューへ] [1] [2] [3]