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経営コーチコラム

  5つのションが“経営”を決める


日本経営コーチ協会理事
税理士・経営コーチ  増山 英和



 今、日本は非常に厳しい時代に置かれています。そして、まだまだこの厳しさは続きそうです。この時代を生き抜くため、「5つのション」について、ぜひ振り返って頂きたいと思います。その「5つのション」とは・・・

1. ミッション
会社の使命のこと。人生の中で、仕事に費やす時間は多いもの。仕事において命を費やす中で、しっかりと経営者の使命を認識しているかどうか、会社の存在価値・存在意義、つまり会社のミッションがしっかりとあるかどうかが大切である。

2. ビジョン
将来のあるべき姿・ビジョンは明確であるか?大いなる夢を描き続けているか?少なくとも創業時、あるいは事業承継時には、夢を描いていたはずだが、その夢をもう一度、思い出していただきたい。いつ、その夢を達成させるのか、その為にどうあるべきか。それが戦略、戦術、行動計画である。ぜひ夢に日付を入れていただきたい。

3. パッション
燃えたぎる情熱はあるか?という点を振り返っていただきたい。情熱は、人を動かすもの。仕事を頂いたら、「ハイ、喜んで!」。チャレンジする心を持って頂きたい。

4. サティスファクション
満足のこと。今、「お客様満足」は当たり前のようになっているが、「社員満足」の方が大事なのでは?という声も増えている。お客様満足を作りだすのは、第一線の社員である。とすれば、その人たちが満足しない限り、お客様に満足していただくことは、なかなか難しいのではないだろうか?お客様満足と同時に社員満足。それに向けてどうあるべきかを考えていただきたい。

5. アクション
成果を作りだす4つのステップ「学ぶ・気づく・動く・続ける」。学ぶ・気づく、については多くの人がやっている事だろう。しかし成果が出ている人の違いは、具体的に動いているかどうか、である。具体的にやってみる、ということをぜひ、意識して頂きたい。

 いかがでしょうか?

 以上、「5つのション」についてぜひお考えいただき、素晴らしい経営・業績のさらなる向上を目指していただきたいと思います。


増山 英和 (ますやま ひでかず)

税理士・経営コーチ・行政書士・CFP。
昭和37年生まれ。中央大学大学院経済学研究科修士課程修了。平成2年、税理士登録。6年、株式会社増山会計設立。7年、CFP取得。10年、行政書士登録。16年、船井財産コンサルタンツ加盟。TKC全国会、創業・経営革新支援委員会、委員。TKC全国会、経営承継支援プロジェクト、委員。

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