経営助言アプローチ

吉永茂の“経営助言アプローチ”
(20016.09.28)

【建設】建設業の利益管理の「施工過程」における管理のポイント

1.建設業の業務フロー

2.施工過程における利益管理の7つの留意点

(1)施工計画の作成と現場代理人の選任
 設計図書や建設現場の踏査をもとに、施工プロセスや正確な施工技量を把握して施工計画を作成し、その現場に最適な現場代理人を選任する。

(2)実行予算の作成
 施工計画にもとづき実行予算を作成し、現場代理人の管理責任を金額で明示する。

(3)QCDの管理

(4)取下金管理
 受注契約に従って、工事の進行状況に応じて追加工事等の分も含めて施主へ取下金請求を行う。着手金、中間金を確実に入手すべく努力する。

(5)アフターサービス
 竣工・引渡後も定期訪問し、メンテナンス工事を確実に受注する。

(6)評価・処遇
 協力業者や現場代理人の評価と処遇(報奨金の支払い等)を的確に行う。このことがモチベーション(やる気)の向上につながる。

(7)実行予算の精度の向上
 ITを活用し、各工事のデータを追加し、実行予算等の精度向上を計る。