経営参謀に欠かせないマインド・スキル・センスの構築
行動規範に落とし込もう 世界的な優良企業といえども、戦略を間違えたために、赤字に転落した会社、倒産に追い込まれた会社をいくつも挙げることができます。景気が少し上向いたと言われてもすべての業種ではなかなか実感できないうえに、さらなる外交問題の影響も広がってきました。どの企業においても現状は、いまだに先行きが不透明なままです。お客様の経営者はまだまだ迷い、不安感でいっぱいです。 ●経営理念を行動規範に落とし込む 経営者の判断は、重要です。資本提携や、業務委託、切り離し等いろいろな策で生き残るための判断をしていかねなりません。あなたも一緒になって現状を正しく読み取り、情報やアドバイスを提供してあげることが大切です。しかし、企業の生き方がその時々の状況に翻弄され、一貫性がなければ、正しい方向へ導くことができません。 経営理念は、創業時の思いを明文化し、企業の目的として何を実現するのかを明文化し、企業の目的として何を実現するのかを表明そていることが重要です。創業者の人生観が凝縮され、その企業の価値観として明確であれば、どのような状況に陥っても戦略を考えるときの芯がブレません。そのような経営者理念は、外にいるお客さまに対してのみではなく、社員一人ひとりが行動するときの精神的な支柱となるものです。 社員の心構えも、経営理念を反映したものとなっていれば、社員の行動規範として落とし込まれ、おのずと会社の生き方を反映した一貫性のあるものになっていきます。お客様の会社の壁に貼ってある経営理念をなんとなく見過ごすのではなく、行動規範まで落とし込まれているか、確認してみましょう。 ●経営理念の構成要素 原則として経営理念は、誰にでも分かりやすい簡潔な言葉で表現すべきものです。特に若い社員にも理解できる具体的な内容であるべきです。それでこそ全社員のコンセンサスが得られ、行動規範になるというものです。
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