経営参謀に欠かせないマインド・スキル・センスの構築 お客様に伝えたい「Ｊ−ＰＬＡＮＴの法則」（１） 　ベネフィットドクターとしての心構え、持つべきマインドの基本は、つねにお客様にお役立ちし、共に生きようとすることです。それを支えているのは、自身の内面の意志力です。 　私たちは、それぞれすでにすばらしい能力を持っています。まず、それを認め自己への信頼を確認しましょう。ただし、その能力は、潜在的なもので可能性でしかありません。自己への信頼を支えているのが、内面の意志力なのです。それを顕在化しようとする自覚が必要です。 　次の７要因を積極的な刺激とし、「Ｊ−ＰＬＡＮＴの法則」を意識しましょう。 １．意志力を顕在化させる７要因 １）信念 　決して自己を見捨てない心。人生は、順風満帆にいく時ばかりではありません。困難・障害に阻まれることもあります。そのときの人の基本的な反応です。困難があるからこそ自分の成長があり、人生がおもしろくなるのです。困難は避けるものでも逃げるものでもなく、「挑む」ためのものなのです。解決できない困難はありません。多くの知識と大いなる情熱で困難に「勝利する」という心をもつことが大切です。 ２）勇気・積極性 　信念を支える力。常識を破壊するくらいのダッシュです。前進のみを視野に入れ、いっさいの否定を排除するくらいの心です。失敗しないことを第一にせず、「失敗の連続の先に成功がある」という具合です。「私がやります」という言葉がポイントです。 ３）誠意・素直 　偏見のない心。相手を決して裏切らず、自分自身を肯定し受容することです。今のままの自分を認めることです。「どうせ〜」は禁句。私たちの最大の敵は「疑心暗鬼」です。疑心暗鬼になると、何事もマイナス面しか感じとれなくなってしまいます。 ４）達成意欲 　一つの目標に向かって継続的に努力する心。「成功の秘訣は自分の目標を決して変えないこと」と肝に銘じましょう。成功への執着もときには大きなプラスとなります。 ５）感受性 　刻々と変化する相手の心・状況を把握する力。変化への対応は、相手への影響・効果の検討です。それに対して自己の最善を実行できるかどうかがポイントです。 ６）洞察力・予測力 　近い将来の動向を素早く見抜く力。次の一手で相手も自分もどういう結果になるかを現状から見抜くことです。現状をどの視点から見て、組立てていくかがポイントです。 ７）陽転化思考 　何事においても、プラス化への思考を心がけること。それがマイナスをプラスにし、失敗からヒントを獲得することになります。論理的に無理なように見えても、それでもプラスの方向に仕向けていくのです。