代表・公認会計士・税理士の大山哲氏は、病弱な体質をバネにして、今日の事務所を築き多くのお客様から信頼を得てきている。 東京教育大学在学中は、自宅療養しながら独学で公認会計士試験に挑戦し、2回目で合格。現在の新日本監査法人の前身である太田哲三事務所に小田原から勤務するが、再び体を壊してやむなく退社。港南台に居を構え自宅で開業し、3回ほどの引越しを経て、今日に至っている。 「体を壊して働けなくなり、どうやって生活していこうかと悩む日々が続きました。もう、気持ちが萎縮して、不安ばかりが募ってきます。はっきり言ってノイローゼ気味でした。そんな時は、自分はダメだダメだと思うようになるのですね。人前で話もできなくなってしまいました。 何とかして自分を変えよう! 何とかして自信をつけよう! 結果、目標をつくりそれにたち向かうことを考えました。公認会計士の資格を取れば自信につながると考えました。経済学は面白かったですが、商法は難しかったですねぇ。 どんな状況にあっても、自分で自分の心をコントロールできるようになろうと考えました。中村天風先生(注1)からは、“自分の心に振りまわされるな!”と教わりました。」と、苦難の日々を語る。
パンフレットを作って、深夜ポストに投げ込んだり、飛び込みセールスをやったり...。効果はほとんどありませんでしたが、やった価値はありました。 お客様の大切さがわかりました。一件の重みがわかりました。顧問料がどんなに安くても、そのありがたさをしみじみと感じました。結果、何でもやる気になりました。 開業時は特化も考えましたがうまくいきませんでした。そのうちに第三者が評価してくれると信用が得られることがわかり、銀行のためになる事は何でもやりました。その結果、銀行からお客様の紹介がいただけるようになりました。」 人との出会い・縁は重要である。大山氏は、体を壊したことがきっかけで、病院副院長・専門医と知り合いになり、その後開業の相談を受ける事となった。また銀行からの紹介でファンケル化粧品の現会長の池森賢二氏(注2)とも出会うことに...。 大山氏は、池森氏の起業当時の苦労を目の当たりにした。化粧品のセールスで水をかけられたこともたびたびであったという。しかし、池森氏は、目標とした、100件/日の訪問セールスを3ヶ月続けたという。 そして、商売は結果だけではなく、“続けることに価値がある”こと、“プロセスが重要”であることを教えてもらったという。
大山氏は企業の経営研究に熱心である。優れた経営者・経営手法を学び、お客様の経営指導に役立てている。「一生懸命やる経営者ときちんとセオリーで経営する会社は伸びます。会計数値だけでなく、商売に関係するデータとあわせての分析が重要です。私どもはそこまでお手伝いさせていただきます。経営会議にも出席します。」 事務所はお客様企業の発展のためマネジメントに関するあらゆるサービスを提供している。決算・節税対策・資金調達と運用・資産形成のアドバイスなどとコンサルティング業務である。コンサルは、一般企業、医業、非営利法人、人事、社会労務、ISOと多岐に渡る。 今、現場データの収集と分析、財務データの分析とをあわせて経営情報の早期提供、タイムリーな提供を推進中である。中には翌月1日に前月の資料が欲しいという経営者もいるという。厳しい経営者であるが、経営がわかっているからであるという。またそういうお客様のおかげで事務所の能力向上にも役立っているという。 大山氏は、常に、物事の本質を考え、目標を明確に設定し、その達成のためにあらゆる角度から研究し続けるタイプである。それはお客様への満足度だけでなく、事務所の職員の方に、働きがいと満足度を与えてくれるはずである。
(kk/se記)
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