第8回 いい税理士は経営者を救う
経営者の方が、ご相談に来られるのは、手の施しようのない状態になってからというのが多いのが実情です。
そのたびに、「なぜもっと早く来てくれなかったのだろう」と思います。なかには、決算書を見ていると、もう数カ月でも早く来てくれれば、ここまで申告な事態にならなかった社長さんも多くいます。
原因はすべて、経営者が誰にも相談できずに、ひとりで何でも抱え込んでしまうことにあります。
多くの経営者は営業のプロや技術のプロあるいは、商売のプロであっても、会計のプロではありません。
ひとりで悩まないでぜひ、税の専門家を活用すべきでしょう。
このように「経営者をひとりで悩ませる顧問税理士」がいるとすれば、その税理士に問題があります。
もし、この経営者が資金切りに行き詰まり、誰にも相談できずに追い詰められたら、いったいどうするのでしょうか?
もちろん税理士には、法律上、何の責任もありませんが、その経営者を救うことができるのは、周囲にいる限られた人物であり、そのひとりが税理士なのです。
ですから、税理士の役割は、さまざまな意味で大きいといえるのです。
ここまで、いい税理士の探し方、頼み方をご紹介してきました。
みなさまが、自社にベストマッチな税理士を見つけ、経営をよくしてくだされば幸いです。