第1回 紹介される場合の注意点
税理士を探すときには、大きく分けて5つの方法があります。
- 友人の顧問税理士を紹介してもらう
- 銀行員や保険会社の営業マンに紹介してもらう
- 電話帳や看板、税理士会の名簿などで探す
- インターネットで探す
- 税理士紹介サイトに依頼する
なかでも1.の「友人の顧問税理士を紹介してもらう」は、一番ポピュラーなものです。
税理士も依頼人も仲介者が友人ということで、お互い身元保証にもなりますし、信用しやすいことがメリットになります。
ただし、ここで注意しなければならないのは、友人とその税理士が相性がいいからといって、あなたとその税理士も相性がいいとはかぎらないということです。
スポット契約ならまだしも、月次の顧問契約は長期にわたることもありますので、実際に会って、少しでも引っかかるようなことがあれば慎重になったほうがよいでしょう。
また、いざ契約した際も、その後、なにかあったときに、紹介してもらった手前「切りにくい」というデメリットもあります。
友人に税理士を紹介してもらう場合は、事前にどういう税理士なのか情報をもらってから、会うのがよいでしょう。
いい税理士の条件は、依頼人によってさまざまです。もっとも大切なのは相性だということを忘れないでください。