第３回　税理士は経営の心強いパートナー

　船の航海に海図と羅針盤が必要なように、会社の経営には、経営計画が欠かせません。

　しかし、設立して間もない会社であったり、社員が数人という会社の場合、経営は行き当たりばったりというところが少なくないようです。

　このような経験や知識が不足している会社は、税理士による経営計画コンサルティングを受けることをおすすめします。

　税理士から、経営計画を受けると、自社の強みと弱みを客観的に把握することができます。そして、これから会社が目指すべき方向が明確になり、経営にブレがなくなります。

　このように、税理士は決算時の申告をするだけが業務ではありません。その役割はまさに「経営の心強いパートナー」といえるでしょう。

　会社を設立し、ビジネスがスタートすれば、寸暇も惜しんで全力で業務に注力していくことになります。そうしたときに、経理的なものがいいかげんであれば「いま利益がでているのかどうか」すらわからない状況になります。これでは厳しいビジネス社会のなかで競合に打ち勝ち、生き残り、会社を伸ばしていくことができません。

　早いうちに顧問税理士を探して、本業に集中できる環境をつくっておくことが、大切になります。