会計事務所経営に役立つ情報
(2016年12月)

導入をきっかけに資産税チームを結成
全スタッフが積極的に相続対策を提案するように

 相続案件獲得の有効な手段として注目されている相続シミュレーションplus。相続対策を提案しやすいツールとしてあらゆる場面で利用できる。今回は、導入をきっかけに資産税チームを結成し、全スタッフが積極的に相続対策の提案を行うようになった税理士法人中央総合会計事務所の事例を紹介する。社員税理士の田丸裕子氏に話を聞いた。

─相続シミュレーションplusを導入した理由は?

田丸氏 帳票が見やすいことが、決め手となりました。これまで相続対策の提案資料を作成する際、デザインや見栄えを整えることに苦労しました。相続シミュレーションplusはデザイン性の高い帳票を自動的に出力できるので、私たちは中身の数字が正しいかを確かめるだけで済みます。

─実際に使ってみた感想はいかがですか?

田丸氏 入力が簡単で使いやすいです。ポイントを押さえれば、新人でも操作できます。

─新人でも入力できることから、資産税チームを立ち上げられたのですね。

田丸氏 はい。相続シミュレーションplusを導入する少し前の2016年4月に、宅建の資格を持つスタッフが入社しました。相続などのコンサルティング業務をやってもらいたいと考えていたので、相続シミュレーションplusの入力を担当してもらうことにしたのです。これまで高度な資産税業務は、2人の少人数体制だったので、スタッフも相続の生前対策等を提案するのに二の足を踏んでいました。しかし、相続シミュレーションpl usを導入して、資産税業務にかかわれる人が増え、チームとして動けるようになりましたね。現在は3人の専任者と、他業務と掛け持ちしているメンバーを合わせ、実質5人のチームで資産税業務を扱っています。

─どのようにして活用していますか?

田丸氏 相続予備軍の法人顧問先に、財産診断、シミュレーション、相続対策の提案を実施しています。基本的に法人担当者と資産税チームのペアで訪問しますが、資産税チームが作成した資料を法人担当者が客先に持って行って説明することもあります。今後、徐々に案件に結び付く件数が増えるでしょうね。

─相続シミュレーションplusのお客様の反応はいかがですか?

田丸氏 見やすい帳票が好評です。私どものサービスの価値を伝えるのに役立っています。帳票で相続対策のビフォーアフターを明快に示すことができるので、お客様も私どもの提案を理解してくれます。

─ 全国の会計事務所にメッセージをお願いします。

田丸氏 中小企業の社長が相続問題に巻き込まれると、家族や従業員、取引先に大きな影響を与えます。そのため、相続の生前対策が必須です。相続シミュレーションplusは生前対策を後押しできる強力な提案ツールとして役に立つのではないでしょうか。


相続シミュレーションplus