会計事務所経営に役立つ情報
(2016年11月)

中途採用にも応用できる会計センスを測るコンサルワーク

 一次選考(事業承継コンサルティングワーク)や二次選考(クレドプロジェクト1dayインターンシップ)でも、いわゆる面接的なことを一切行わず、課題に取り組む姿勢や、グループの中での役割など、「いかに事務所の理念に合う人材か」という視点で採用活動を行っている鶴田会計。
 中でも特筆すべきは、三次選考のコンサル体感型ロールプレイング。これは、事務所との理念のマッチングだけではなく、実際の業務とのマッチングを測ることもできるものとなっている。

社員がメンターとなり学生をサポート

 三次選考は、鶴田代表と役員の前でプレゼンを行うというものだが、まず、その1週間前にオリエンテーションが開かれ、そこで課題が発表される。また、課題の発表だけではなく、学生一人ひとりに社員がメンターとなり、内定者をサポートしていくのだ。
 メンターの役割は、発表までの1週間のスケジュールを学生と一緒に考え、それまでに2回の面談の機会を持ち、学生をサポートしていくこと。学生の不安などに精神的なフォローを行い、鶴田会計への疑問をすべて打ち消し、鶴田会計の志望度を100%にまで高めていく。

三次選考の課題は決算書分析と新規事業提案

 オリエンテーションで与えられる課題は、「決算書分析」と新規事業提案の二つ。「決算書分析」では、鶴田会計の顧問先である架空のコンビニエンスストアの決算書を見て、キャッシュフロー計算書を作成するなどして財務分析を行い、経営状況を説明。さらに、そこから考えられる節税提案を行う。

 「新規事業提案」は予算を1,000万円とした、鶴田会計の新規事業を考えてくるというもの。
 どちらも資料を作成し、15分間のプレゼンテーションを行い、10分間の質問に答える。
 学生にとってはハードな課題だが、これだけの課題をやりきることで、鶴田会計を理解し、「どうしても鶴田会計へ入社したい」と高い志を持った学生を選ぶことができる。
 また、この課題は、中途採用においても実務能力を測る上で、最適だという。
 五次に及ぶ選考手法と会計センスを測れるコンサルワークは必見だ。


「鶴田式」会計事務所の新卒採用完全マニュアル