会計事務所経営に役立つ情報
(2016年5月)

会計事務所の顧客拡大ビジネスフェア2016
開催レポート


 4月19日・20日の2日間にわたって、東京、大阪にて開催された「会計事務所の顧客拡大ビジネスフェア2016」。

 「FinTech」「記帳代行」「民事信託」をテーマに、総勢12名の方に登壇していただいた。

 全国各地から訪れた来場者にとって、大いに満足できるイベントとなった。



会計事務所の収益アップへのカギは
「フィンテック」 「記帳代行」 「民事信託」


 東京と大阪の2日間で約260名の方が参加した「会計事務所の顧客拡大ビジネスフェア2016」。今年は、「FinTech」、「記帳・経理代行」「民事信託」をテーマに講演が行われた。

 民事信託を活用し、200件もの相続案件を獲得している、あすか税理士法人代表川股修二氏や、経理代行を業務とし、事務所を拡大している町田グループ代表町田孝治氏、経理代行で3,600万円以上の売上をあげている税理士法人イデアコンサルティング代表伊東大介氏など、これまで会計事務所がビジネスにすることが難しかった分野での成功の秘訣を語っていただいた。

 また、昨年から金融業界にとって大きな話題となっているFinTechについて、NTTデータ経営研究所の桜井駿氏から、テクノロジーの変化による仕事やサービスの変化を海外の動向を踏まえてお話しいただいいた。



FinTechが記帳代行を変える


 弊社代表の広瀬元義の基調講演 は、「FinTechで変わる記帳代行」をテーマに行った。

 FinTechにより、会計事務所の業務は大きく効率化され、その結果、記帳代行はもちろん、経理代行までも請け負うことができるようになる。顧問先である中小企業が50人以下の会社であれば、経理担当者をおかず、会計事務所が経理のサポートする方が良いだろう。経営支援も含め、会計事務所は経営者にとって必要不可欠な存在になることができると説いた。

 講演の他にも、東京会場では無料のブースセミナーも行われた。フィンテリックス総合会計事務所の代表税理士、岡明弘氏から、「開業直後、人脈ゼロ、顧問ゼロから紹介を発生させる仕組み」を、ふくおか会計事務所の代表公認会計士・税理士、福岡雅樹氏からは「クラウド会計で実現した生産性について」、そして森下敦史税理士事務所の代表税理士、森下敦史氏から「年間80件超の創業支援の秘密」をお話いただいた。ブースセミナーにも多くの参加者が集まり、熱心にメモを取っていた。

 次回の大型イベントは、10月18日(火)に開催を予定している「会計事務所のビジョナリーサミット2016」。今回、残念ながら参加できなかった方は、ぜひ足をお運びいただきたい。事務所経営に活かせる情報や、新たなビジネスのヒントが見つかるだろう。


民事信託で相続ビジネス拡大パッケージ