会計事務所経営に役立つ情報
(2015年7月)

毎年100件超の新規獲得実現までの軌跡を公開! Part.1

 会計事務所を開業し、ビジネスとして成功させるには、さまざまな試行錯誤を重ねます。ときには遠回りすることもあるでしょう。どんなに現在成功している税理士でも「あのとき、こうしていれば」という思いがあります。

 毎年、100件超の新規獲得を実現している、税理士法人イデアコンサルティングの伊東大介代表社員税理士も例外ではありません。


10年間の成功と失敗が教える会計事務所“勝利の法則”

 2005年に個人事務所で独立開業して以来、ちょうど10年を数える伊東氏。

 2014年は200件超の新規顧客を獲得し、順調に業績を伸ばしてきました。

 これまでの10年間のうち、開業後から5年間の軌跡と転機について、伊東氏に話をうかがいました。


開業1年目から5年目までの軌跡

[開業1年目]

 スタッフ:伊東氏のみ
 顧問先数:約20件

●実家の一室で開業
●すべて自分でやろうとした
●飲食店等で知り合った人と意気投合して顧問契約

 「独立したからには、すべて自分で引き受けようと決めていました。郵便出しやFAXなどあらゆる作業も自分でやっていました。人を雇おうとは考えていませんでしたね。まずは、自分を強くしようと思っていました」

[開業2年目]

 スタッフ:伊東氏のみ
 顧問先数:約40件

●1年目の流れを受けて顧客増
●顧客対応中心
●システム化を考えた

 「飲み友達がお客さんになったり、紹介をもらったり、あとはネットで顧客を増やし、40件になりました。ネットからは近所のネイルサロンや美容院からの引き合いが多かったですね」

[開業3年目]

 スタッフ:3人
 顧問先数:約50件

●新宿区高田馬場に事務所を移転
●スタッフを採用し、税理士法人化
●個人事業から組織化を図る

 「最初の大きな転機でした。スタッフを入れて税理士法人化しました。会社組織にしたいので、朝礼を行い、勤怠もチェックしましたね。ただ、これまでの私の仕事を皆に分けてやってもらった程度なので、のんびりしていました」

[開業4年目]

 スタッフ:4人
 顧問先数:約80件

●経験者を採用
●新規獲得のアクセルを踏む

 「新規契約を取って、経験者に仕事を任そうとアクセルを踏み込みました」

[開業5年目]

 スタッフ:6人
 顧問先数:約120件

●営業を本格的にスタート
●複数人採用

 「税理士を1人、未経験者を1人採用して6人体制。人を先に採って先行投資していました。当時はまだ営業は私1人。リスクを取らない程度にやっていましたが、本格的に営業をしようと決意しました」


「もっと投資してリスクを取るべきだった」

 開業当初を振り返ると伊東氏は「もっと投資してリスクを取るべきだった」と指摘します。

 「最初から多額のお金をかけていれば、もっと早い段階で大きくなっていたでしょう。『このくらいいけば御の字』と目標も低く、自らリミッターをかけていたと後悔しています」

 どんなに成功している会計事務所でも、大なり小なり失敗があり、試行錯誤を重ねます。できればそうした遠回りは避けたいものです。それには、成功している会計事務所の事例に学ぶのが一番。

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