(2012年10月)
Facebookを事務所のマーケティングで使うには(1) Facebookをマーケティングに取り入れている会計事務所が増えてきました。 今回は、Facebookをマーケティングに利用する際の注意点をテーマに考えてみたいと思います。 キーワードは「面白い」「役に立つ」「得をする」 Facebookで知らない方からフォローしてもらう、または「いいね!」を押してもらうためのキーワードは、 ●面白い ●役に立つ ●得をする の3つと言ってよいでしょう。 Facebookは共感のメディアです。自分にとってプラスになるコンテンツを読みたい、または読んだ記事を自分のフォロワーにも教えてあげたい、そう思うからこそ「いいね!」ボタンを押すという仕組みになっています。情報を拡散させたい、事務所の存在を多くの方に広めたい、そう考えるのであれば、これらに気をつけて記事を作っていくとよいでしょう。 逆に、絶対に書いてはいけないのは ●法に触れる内容 ●他人を傷つける内容 ●個人を特定できる情報 ●ネガティブな内容です。 Twitterでの炎上騒ぎが昨今世間を騒がせていますが、ソーシャル・ネットワーク・サービスは拡散力が強いぶん、一度炎上すると消火は不可能です。半永久的にインターネット上に残ってしまいます。 ネガティブな内容に関しては、これだけで騒動になることはありませんが、先述の通りFacebookは「共感のメディア」。暗い愚痴や悩みの吐露は読んでいる方も気が滅入るだけ。情報の拡散は望めません。気をつけましょう。 何をやるのかを明確に目的は「事務所の知名度アップ」 Facebookで会計事務所のマーケティングを行う際の最終目的は、「事務所を多くの方に知ってもらうこと」ですが、これだけではありません。 税理士を探しているお客さんがFacebookで検索した際に見つけられるようにする、見つけたときに過去の記事を読んでもらって親しみを持ってもらう、これも目的と言えます。 毎日毎日、Facebook上でフォロワーの役に立つコンテンツを出し続けるのは不可能でしょう。 ブログやホームページと違い、スマートフォンや携帯電話からリアルタイムで更新することが多いFacebookは、本人のキャラクターや性格が色濃く出ます。どのような人間なのかを知ってもらうためには最適なメディアなのです。 会計事務所を探しているお客様の不安を和らげるために、先述の「3つのキーワード」のほかに、日常の些細な出来事をアップすることで親しみやすさを表現するのも良いでしょう。 また、事務所の連絡先や住所などの基礎情報は忘れずにプロフィール欄に記載するようにしましょう。せっかく読者が興味を持って連絡しようとしても連絡先が分からないのでは機会損失です。 事務所のマーケティングにFacebookをどのように使うのか、一度、事務所内で検討してみてはいかがでしょうか。 |